■空飛ぶバイク? Hoversurf?

ロシアのドローンメーカーHoversurfが2017年2月に1人乗りのホバーバイク「Scorpion 3」の試作品を開発。いわゆる「空飛ぶバイク」のようだが、地上は走らない。人が乗車した「空飛ぶバイク」は世界初と報じられている。

同社が開発しているドローンのプラットフォームをベースに制作されている。YouTubeでもモスクワでの室内での飛行試験の動画を公開、既に170万回再生されている。

Hoverbike

 

 

●価格

プレオーダーも受け付けているが、具体的な商用時期は明らかにしていない。費用は15万ドル(約1,500万円)と報じられている。

Hoverbike

●商用化の可能性

屋外での飛行も試みたが、風が強いと危険なので室内での飛行とのこと。動画を見ている限りでは、まだ商用で飛行するには早そうだ。さらに各国で規制の問題もあるだろうから、購入できたとしてもどこでもすぐに飛行できるとは限らないだろう。

同社によると「空飛ぶバイク」はまずはスポーツ用として開発しているようで、将来的には移動手段として活用したいとのこと。また時速50kmで、最大10mまで浮上できるが、安全のためにスピードと飛行高度はソフトウェアによってコントロールされている。

商用化に向けては規制の問題や事故時の対応、保険などクリアしないといけないことも多くあるが、映画「スターウォーズ」のスピーダーバイクのような世界がついに現実になっていく。

Hoverbike

Hoversurfは2016年6月にも「空飛ぶバイク」のプロトタイプ飛行を屋外で実施した動画を公開している。この時は地上から数十センチ上がっただけだった。今回の「Scorpion 3」はそれに比べるとかなり進化し、高く飛行していることがわかる。

●ドバイ警察で採用が決まった空飛ぶバイク「Hoversurf」一般販売へ、価格は1700万円(2018/11追記)

ロシアのベンチャー企業Hoversurfが開発した空飛ぶバイク「S3(スコーピオン3)」の一般販売が決定。公式サイトにて予約受付がスタートしています。

S3のボディはフレームも含めて、多くのパーツで頑丈かつ軽量な炭素繊維(カーボン)が採用されています。最高速度は時速96キロとなっていますが、これは法律による速度制限に対応するべくリミッターで制御しているとのこと。

飛行時の高度は5メートルほどで、連続飛行時間は最長25分。基本的に1人乗りを想定した有人機ですが、無人による自律飛行も可能で、無人の場合は40分ほどの連続飛行が可能となっています。

操縦はスティックタイプのコントローラで行い、専用プログラムで制御されます。離陸と着陸を自動で行ってくれるサポートシステムも搭載されており、誰でも簡単に操縦できるようになっています。

S3の価格は15万ドル(約1700万円)となっており、Hoversurfの公式サイトにて受付中。注文時に1万ドル(約113万円)を収める必要があり、2カ月から6カ月で納品される見込みです。

ちなみにHoversurfはアラブ首長国連邦のドバイ国とパートナーシップを締結しており、ドバイ警察の白バイとしてS3の採用が決まったと発表しています。ランボルギーニなどで構成されたドバイ警察が誇るスーパーポリスカーと共演したプロモーション映像も公開されています。

 

Update 2018/11/02  Create 2017/03/13

 

 

関連記事


■春の交通安全週間・取締り場所公開・あなたはどっち?

今年の春の交通安全週間の基本的な取り組みは、”高齢ドライバーの事故”+”通学途中への突っ込み対処”となっておりますが、”取り締まり箇所の事前公開”が話題になっています。あなたはどっち?

春の交通安全週間

  

    スクーター 4st_Mini 故障診断 コラム サイトマップ

このページの先頭へ