消費税増税とバイク売買

2012年8月に消費税増税は決まりました。2014年4月に8%、2015年10月に10%へ引き上げらる。現在でも5%の消費税が発生しているが増税により、バイクや部品の取引はどうなるのだろうか?

 

●消費税率適用時期

消費税率適用時期

 

●ネットオークションでの個人売買が加速すると思う

 現在でも事業者(会社・店舗・個人事業者)との売買については5%が課税されている。ネットオークション上では業者あり、個人出品ありの混沌とした状態であるが、自分は個人出品を狙って買い物をしている。

 個人売買は、自分で登録、整備、引き取りができる事が前提ではあるが、消費税を含め以下のメリットがある。

ヤフオク・消費税がかからない
・納車整備、納車事務手数料がかからない
・配送費用がかかる

  消費税は、バイク本体の代金にだけでは無い。納車整備・納車事務手数料・配送費用にも課税される。これらの消費税が増額されるのであるから支払い金額は必ず増える。個人売買については全て増えない。

従って消費税増税後は今まで以上に、ネット上での個人売買が加速すると考えます。

 

 

●ネットオークション上での消費税の定義

国税庁消費税は「事業者が事業として行うもの」という要件があります。

ですから個人売買のネットオークションは基本的にはこれに当たらないでしょう。

ただし、金額の規模や取り引きの頻度によっては「事業」としてみなされるかもしれません。

週末起業などの副業として稼ぐことを前提としてやっているのであれば「事業」としてみなされる可能性が高いでしょう。

ただし免除の条件として「売上高1000万円未満」の場合は非課税の扱いとなっていますので、まずはこの金額を超えているかどうかをひとつの指針としてください。超えていなければ問題はありません。

売上1,000万円以上で課税されるタイミング

売り上げが1,000万を超えるかどうかわからない場合があります。この場合は、1000万円を越えた時点で消費税の課税事業者ということになります。

ただし、いきなり納めろといっても大変でしょうから、その点を考慮して課税売上高が1000万円を超えた年から2年後に納めることになっています。

逆に言うと納める年から2年前の課税売上高に応じた金額を納めるわけですね。ちゃんとタイムラグを設けているんですね。まあ、タイムラグがあっても納めなければいけないことには変わりないのですが。ちなみにこの2年前の基準になる年を課税基準期間と呼んでいます。

輸入には課税される

それから輸入されて日本で消費されるものにも消費税がかかりますが、この場合は「事業者が事業として行う」という要件がありませんので厳密に言えば個人で輸入したものにも消費税がかかってきます。個人売買が海外からの物を輸入するということであれば消費税を納めなければなりません。

 

Update 2016/05/01  Create 2012/09/01

 

 

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