知っているようで知らないバイクに関する法律

バイクに乗っていると、「これって本当に正しいの?」 「違反かもしれない?」という場面に遭遇します。そんな、”知っているようで知らないバイクに関する法律”を再度確認してみましょう。

 

■ありがちな状況編


●スリ抜けしても違反にならないの?

すりぬけ自体を取り締まる法律はありませんが、スリ抜けに伴う以下の項目は違反となります。

又、警官がスリ抜けをしているバイクに対して、迷惑・危険・悪質な運転をしていると判断した場合は、「安全運転義務違反」などの対象となります。

いずれにしても、歩行者や自転車の飛び出し、また車が思わぬ動きをすることもあるので、無理なスリ抜けは厳禁でしょう。

●信号待ちなどで停車中の車の横をスリ抜けして最前列(停止線を越える)に出る。⇒「信号無視」

●スリ抜け時に車の縦列の間を横切る様に走る。⇒「割り込み違反」

黄色線を踏んでスリ抜けする。⇒「通行区分違反」


●信号待ちでの携帯電話の操作は違反?

 "運転中”なので使用は違反です

道路交通法71条5の5では、「・・停止”している時を除き、“運転中”は携帯電話を注視しないこと」と規定されています。

しかし、「赤信号で止まっている時ぱ、停止”であるから違反ではない」と主張する人もいますが……。一般的な解釈としては、
”交差点での信号待ちは・‘停止”ではなぐ運転中”なので携帯電話使用等違反となります。

手元の画面に気を取られて青信号に気付くのが遅れるし、焦って転倒する可能性もあるので危険でしょう。


●バイクを運転中にイヤホンで音楽はOK?

都道府県によって取り締まり状況は異なりまが、危ないので止めましょう。

運転中のイヤホンの使用に対する取り締まりは、都道府県によって異なっています。とある首都圏の警察署では、イヤホン使用=違法であるとはしていませんでした。

ただし、大音量で音楽などを聞いて
周囲の状況が把握できない状態は非常に危険です。

このように判断されると、「安全運転義務違反」と見なされて取り締まられることになります。

これらの取り締まりの基準は各都道府県によって異なりますので、自分の居住地がどういう状況なのか、問い合わせてみるといいかもしれませんが、そこまでして音楽を聞きたいでしょうか?

違反かどうかより、バイクは五感で乗るの物であり非常に危険です。止めておいた方がいいと私は考えます。


●ヘルメットは被ってさえいればOK?

「SG(製品安全協会)」か「SNELL(スネル記念財団)」加えて「PSC(消費者生活用製品安全法時術基準)」のシールが貼付されていれば公道で使用できます。

安全基準マーク

そのため、半キャップタイプのヘルメットで高速道路を走行しても、法律的にはまったく問題ありません。

ただし転倒した時のダメージを考え、多くのヘルメットメーカーは半キャップタイプのヘルメットは125CC超での使用を不可としています。

125CC超に乗る時は必ず、ジェット型かフルフェイス型をかぶりましょう。


●車用のコインパーキングにバイクは駐車可能?

パーキングメーター式&パーキングチケット式は利用OK

2006年に駐車場法が一部改正されて以来、すべての排気量のバイクがパーキングメーター式&パーキングチケット式の4輪用路上駐車スペースを利用できるようになりました。

バイクを駐車する時は・・・

●駐車枠の進行方向側の端に沿って平行に駐車し、ハンドルロックをかけること。
●駐車は駐車枠1つに1台のみとすること。
●赤外線で車体を感知するパーキングメーター式は、必ず車体が感知されているかを確認すること。
●車体の感知が途切れた時に備え、必ず領収書を発行し保管すること。
●パーキングチケット式の場合は、メーター上などチケットを見やすくて風で飛ばされにくい場所に貼り付けること。

以上に注意して駐車しましょう。

但し民間の、「4輪用フラップ(ロック板)式無人コインパーキング」や「立体駐車場」、「ゲート式無人駐車場」は、駐車場法によりバイクの利用は禁止されています。

 


 

 

■ドレスアップ・改造編


●LEDの電飾は何色を装着してもいい?

赤や青の点灯や点滅、黄色の点滅には要注意

「進行方向に向けての赤や青の灯火類の点灯・点滅は、パトカーや救急車等の緊急車両以外NG。

従って、もしも電飾カスタムをしてこのような色を点灯・点滅させて走った場合は、道路運送車両法違反となります。

LEDの電飾は何色を装着してもいい?

また、ウインカー以外に点滅する黄色い灯火類も違反の対象。加えて、周りの運転者が明らかに迷惑だと感じる過剰な電飾は、整備不良違反の対象となります。

節度を持った電飾チューンを楽しみましょう。


●走行中に音楽を流すのはOK?

違反ではないがボリュームに要注意

スピーカーやアンプを搭載し、“適度な音量”で音楽を流しながS (聞きながら)走行することは違反にはなりません。

違反ではないがボリュームに要注意

ただし、常識を超える大音量での走行は「迷惑防止条例違反(罰則は都道府県によって異なる)」、「整備不良違反」、さらに、イヤホンと同様に“安全運転に必要な交通に関する音や声が聞こえない状態”なので「安全運転義務違反」等に問われる場合があります。


●ボアアップしたら2人乗りOK?

2人乗り用装備がなければ違反

49ccの原付1種をベースに、排気量を89ccにして原付2種登録しても、タンデムシートやタンデムステップなど“2人乗りするための装備”がない場合は、2人乗りした際に定員外乗車違反となります。

また, 2人乗りするにはスイングアームやフレームの強度を保安基準値まで引き上げる必要も。


●バックモニターを付ければミラー無しでもOK?

ミラー無しは違反。規定サイズのものを取り付けること。

バックカメラバックミラーの基準

●左右に取り付けられていること(生産時に右側しか取り付けられていなかった旧車を除く)。
●鏡の中心はハンドルの中央部から280mm 以上外側にあること。
●歩行者等に接触しても障害を与えない形状であること。
●歩行者等に接触しても衝撃を吸収する構造であること。
●ハンドルへの取り付けは簡易的な方法であること(溶接はNG)。
●平成19年1月1日以降に生産されたバイクについては、「鏡面の面積が69cm2 以上」「四角いミラーは直径78mmの円が収まること」

などが道路運送車両法で定められています。これらに適合しない場合はすべて違反となるので注意しましよう。

たとえバックモニターを付けて いても、バックミラーのない車両 は整備不良違反となります。


●スリックタイヤやレインタイヤで公道走行してもいいの?

法律&メーカー規制でNG

スリックタイヤやレインタイヤ

道路運送車両法では「タイヤ溝の残りの深さ」が規定されており、“溝がまったくないない”スリックタイヤでの公道走行は禁止されています。

またレインタイヤでもレース専用品ぱ溝がある”ものの、ストップ&ゴーの多い一般道ではタイヤが温まりにくく、本来のグリップ性能を発揮しない=滑りやすくて危険であるため、メーカーが「一般公道での使用は不可」としています。


●自転車にエンジンを積んだら原付になる?

登録は可能だが、高度な技術と多額のお金が必要

原動機付自転車として公道を走るには道路運送車両法に基づき、ウインカーやヘッドライト等の保安部品の装着が義務付けられています。さらに陸運局(国土交通省)で各部の強度確認、排ガス規制、音量規制等々のテストを受け、「この車両で公道を走っても問題なし」という証明書を取らなくてはなりません。このように非常に高度な技術と、多額のお金がかかりますが、不可能ではありません。

 

Update 2016/06/15  Create 2016/06/15

 

 

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